ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)の日本法人は2018年2月14日、ディーゼルエンジンを搭載した中型車「パサート」を発売した(リリース)。「日本でのディーゼル車の発売は20年ぶり」(同社)という。

「パサート」のワゴンタイプ
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斜め後ろから
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日本法人社長のTill Scheer氏
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 日本法人社長のTill Scheer氏は同日に開催した発売記念式で「日本では1977~98年に5万台以上のディーゼル車『ゴルフ』、『ジェッタ』、『パサート』を販売してきた。20年の時を経て、フォルクスワーゲンのディーゼル車が再び日本に戻ってきた」と挨拶した。パサートのような中型車市場では、エンジンの低回転速度域でのトルクの大きさや、ランニングコストの低さからディーゼル車への需要が高いという。

 エンジンは排気量2.0Lのディーゼルターボで、最高出力140kW、最大トルク400N・m。6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を組み合わせる。ディーゼルエンジンの課題である排ガス中の粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)については、コモンレール式燃料噴射システムやDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)、SCR(選択触媒還元)システム、EGR(排ガス再循環)システムなどの技術を採用し、世界的にも厳しい日本のポスト新長期排ガス規制に適合させたという。

 フォルクスワーゲンは2015年のディーゼル排ガス不正問題でブランドに傷が付いた。最近では、同社が出資していた研究団体がディーゼル車の排ガスをサルに吸わせる実験をしていた問題が発覚し、グループの社外対応責任者を停職処分にすると発表した。こうした問題が今回のパサートの販売に及ぼす影響について、Scheer氏は「全く影響ない」とコメントした。

 車両寸法はセダンが全長4785×全幅1830×全高1465mm、ワゴンが同4775×1830×1485mmであり、ホイールベースはいずれも2790mm。車両質量はセダンが1560kg、ワゴンが1610kg。最小回転半径は5.4m、JC08モード燃費は、いずれも20.6km/L。価格はセダンが422万9000円から、ワゴンが442万9000円から。

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