これまでは、UMLで使われる様々な図の役割と書き方を説明してきました。最終回となる今回は、オブジェクト指向による開発の手順と、その中でUMLがどのように使われるかを説明します。

 あらかじめお断りしておきますが、システム開発の手順や手法には、絶対に正しいというものはありません。ユーザーの要望を十分に満足するシステムを効率的に完成できたなら、結果として適切な手順や手法であったということになります。ここで示すのは、あくまでも一例です。

 システム開発の手順は、大きく分けて2種類あります。1つは、「ウォーターフォールモデル」と呼ばれるもので、もう1つは、「スパイラルモデル」と呼ばれるものです。

 ウォーターフォールモデルとは、「要求分析」→「外部設計」→「内部設計」→「プログラム設計」→「プログラミング」→「テスト」→「配置」という手順を厳守して、それぞれの工程でドキュメントを作成し、レビュー(評価)を行ってから次の工程に進むというものです。「ウォーターフォール(waterfall=滝)」という名前が示す通り、後戻りによる無駄を省くことを目的としています(図1)。

図1●ウォーターフォールモデル

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