業務の効率化や最適化を図り企業競争力を向上させることを目的として、ビジネスの様々な領域でデジタル化が進んでいる。

 そんななか、ビジネスパーソンにとって非常に身近な“あるもの”が、デジタル化の波から取り残されている。“名刺”である。

 しかし、普段あまり意識せず交換、保管されているこの紙のカードにはビジネスに大きなインパクトを与える情報が含まれているのだ。それをデジタル化し、全社的に管理・共有すればどうなるか?その答えは想像に難くない。

 ある企業の推計では、交換した名刺の情報を活用しないことで生じる「冬眠人脈」による1企業当たりの平均経済損失額は年間約120億円に上るというが、名刺をデジタル化することで企業が享受できるメリットは「働き方改革の推進」や「業務効率化」「営業活動最適化」など様々。ここでは、それぞれの実現方法について考察していく。