ヘルスケア
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ニュース
千葉大とNEC、AIで健康長寿社会づくり
重症化・重度化の防止に向けた共同研究を開始
千葉大学とNECは、日本老年学的評価研究(JAGES)と連携し、AI技術を活用した保健・医療・介護における重症化・重度化の防止に向けた共同研究を開始した。レセプトデータなどの分析による認知症予防の予測や財政効果測定を実施するなど、地域の政策的な健康増進および医療・介護の給付費適正化などに向けた取り組…
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デジタルヘルス事例
「働く人の生産性向上委員会」発足、RIZAPなど3社
個人の能力をいかに引き出すか、第1弾は「食場改善プロジェクト」
「働く人の生産性向上委員会」。そんなプロジェクトを、エデンレッドジャパン、KOMPEITO、RIZAPの3社が立ち上げた。2018年4月19日に都内で記者会見を開催し、委員会の取り組みや発足の狙いなどを説明した。
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デジタルヘルス・インサイド
これが「8K腹腔鏡」手術の実力だ
毛細血管まで鮮明、高精細映像は手術をどう変える?
「髪の毛1本分ほどの毛細血管まで鮮明に見ることができる」――。そんな高精細な映像を映し出せる「8K」(画素数横7680×縦4320ピクセル)技術を用いた大腸癌の腹腔鏡手術の臨床試験が、今まさに国立がん研究センターで行われている。高解像度の映像を用いた内視鏡手術の利点と、実用化までの課題を探った。
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デジタルヘルス・インサイド
日立と三菱、粒子線事業の統合で目指すもの
治療機器分野で、国内メーカーにとって悲願の世界一へ――。そんな目標を掲げ、がんをピンポイントで死滅させる粒子線がん治療装置で大きな勝負に出たのが日立製作所だ。2017年末、ライバルの三菱電機から粒子線治療装置事業を買収することを発表して関係者を驚かせた。2018年6月までをめどに事業統合を完了させる…
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デジタルヘルス・インサイド
「仕事付き高齢者向け住宅」ってどんなもの?
課題は報酬、伸こう福祉会と東レ建設のモデル事業で見えてきたこと
介護施設などで高齢者に仕事をしてもらい、社会参加を促すことで生涯現役社会を実現する。そんなコンセプトで経済産業省が提唱しているのが、「仕事付き高齢者向け住宅」である。2017年12月から仕事付き高齢者向け住宅のモデル事業を行っているのが、社会福祉法人 伸こう福祉会と東レ建設だ。モデル事業を通じてどん…
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2018国際医用画像総合展(ITEM 2018)
キヤノンメディカル社長が語った“ワン・キヤノン”
製品や生産技術でグループ内連携を加速、NVIDIAとの提携にも言及
「我々はこの1月、名実ともにキヤノングループ入りした。これからは“ワン・キヤノン”として、グループ一体で医療事業を推進する」――。
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MEDTEC Japan 2018
グラス装着で眼球運動を定量化、めまい検査を支援
第一医科などが開発
グラスを装着するだけで、リアルタイムにめまい検査を行うことができる。そんなシステムを第一医科(東京都文京区)とYOODS(山口市)がそれぞれ披露した。両者と山口大学医学部の3者が共同開発した、眼球運動検査装置「yVOG-Glass(ワイボーグ・グラス)」と眼球運動検査装置用プログラム「yVOG(ワイ…
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2018国際医用画像総合展(ITEM 2018)
エルピクセル、“AI診断”の追い風に乗り協業拡大
画像診断装置やPACSのメーカーとの提携相次ぐ
「2018 国際医用画像総合展(ITEM 2018)」(2018年4月13~15日)の会場で目立ったのが、医療画像診断への人工知能(AI)の活用に関する展示だ。画像診断装置やPACS(医用画像情報システム)のベンダーが、AI関連技術を競ってアピールした。
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MEDTEC Japan 2018
認知症患者を傷つけずに医師と家族が情報共有
東大病院の岩田氏が「わすれなびと」の成果を紹介
「患者に心配をかけずに、医師と家族がコミュニケーションをとることができた」。東京大学 医学部附属病院 神経内科 講師で外来医長の岩田淳氏は、講演の中でこう述べた。同氏は、ICTコミュニケーションツール「わすれなびと」を活用した認知症ケアの予備的臨床研究(パイロットスタディ)の成果を紹介した。
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MEDTEC Japan 2018
バファリンの箱からアニメキャラクターが飛び出す!
ライオン、医薬品の正しい理解をAR/VRで
解熱鎮痛薬「バファリン」の箱にスマートフォンをかざすと、画面にアニメキャラクターが飛び出してきた。何やら薬に含まれる成分の説明をしてくれるようだ――。
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ニュース
いつでもどこでも参加できるオンライン症例検討フォーラム
ハート・オーガナイゼーション、e-casebookに新機能
ハート・オーガナイゼーションは、医師向け医療技術の情報共有クラウドサービス「e-casebook」(イー・ケースブック)に、症例検討を目的としたオンラインフォーラム機能を追加、2018年4月12日にサービス提供を始めた。共有した画像への書き込みやチャット機能などを使用しながら、院外の医師同士がオンラ…
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2018国際医用画像総合展(ITEM 2018)
田中耕一氏が講演、「異分野融合」が不可欠
これまで医療と関係なかった企業や団体とも手を組む必要がある
「血液1滴でさまざまな疾患を診断できるようにしたい」――。島津製作所 田中耕一記念 質量分析研究所 所長の田中耕一氏は、2002年度のノーベル化学賞受賞時にこう決意を述べていた。この発言について田中氏は「覚えていない」としているが、同氏が発明した質量分析の技術は、着実に医療に展開されつつある。
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デジタルヘルス事例
難病の早期発見へAI活用、東京医科歯科大と日立
オープンイノベーション制度に基づく連携協定を締結
東京医科歯科大学(TMDU)と日立製作所は2018年4月19日、難病を鑑別診断する仕組みの研究開発に関する連携協定を結んだ。東京医科歯科大の難病に関する知見やデータと日立の医療機器や人工知能(AI)技術などを基に、専門医がいない病院や診療所でも潰瘍性大腸炎やパーキンソン病などの難病を早期発見し、早期…
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ニュース
NECが「PaPeRo i」で高齢者見守り、愛媛県西条市で実証
NECは、愛媛県西条市がスマートシティ構築トライアル事業の一環として行う「高齢者見守り支援サービス」において、コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」などのICTソリューションの提供とサービス支援に取り組む。NECはこの実証を通じ、見守りサービス向けソリューションの実用化や、生活支援サービス…
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狙われるニッポン 先端技術で守れ
炭疽菌郵送事件とオウム事件に見るバイオテロの脅威
生物剤テロの脅威と対策、科警研のバイオテロ対策室・初代室長に聞く(前編)
警察庁科学警察研究所(科警研)生物第五研究室の初代室長を務めた安田二朗・長崎大学熱帯医学研究所教授に、日本のバイオテロ対策の現状や生物兵器の実際、バイオテロ対策製品の研究開発などの話を聞いた。