今春オープンし、多くの来場者でにぎわう京都鉄道博物館。その北側に、“鉄博の最寄り駅”となる新駅が2019年春にできる。新駅開業に合わせるように、七条通を中心とした街の風景も変わる。

七条通から山陰線の高架橋「七条通架道橋」を見る。この道路と鉄道の交差ポイントに新駅ができる予定。左手に京都鉄道博物館、右手に京都市中央卸売市場第一市場や丹波口駅がある(写真:大野 雅人)
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 西日本旅客鉄道(JR西日本)と京都市は2015年2月、山陰線(嵯峨野線)京都─丹波口間に新駅を設置する事業について基本合意した。新駅は、山陰線の高架線路と七条通が交差する「七条通架道橋」付近(京都駅から1.7km、丹波口駅から0.8km)に設置される。

 山陰線と東海道線、そして両線を短絡する支線の3つの線路で結ばれた“三角地帯”の頂点部分にできる新駅。その事業費は49億円。うちJR西日本が19億円、京都市が15億円、国が15億円を負担する。

京都─丹波口間にできる新駅の位置図(資料:京都市・JR西日本)
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梅小路公園・京都鉄道博物館前バス停付近から、単線の東海道線支線「梅小路高架橋」(左)と、複線の山陰線「七条高架橋」(右)の軌道を見る。左の東海道線支線には列車の往来はない(写真:大野 雅人)
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1975年の梅小路付近。現在は梅小路公園の敷地には、梅小路駅が存在していた。建設中の山陰線高架橋も見える(写真:国土地理院)
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2008年の梅小路付近。かつての梅小路駅跡地に梅小路公園が出現。七条通の北側にある京都市中央卸売市場第一市場や、京都貨物駅のヤードも姿を変えている(写真:国土地理院)
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 この三角地帯の中心部に、今春オープンした京都鉄道博物館が、その西には京都貨物駅がある。新駅は、同館や梅小路公園、京都水族館、京都市中央卸売市場第一市場などの最寄り駅になる予定だ。