国土交通省関東地方整備局は1月29日、日本最東端の南鳥島に岸壁などを造成する工事で死亡事故を起こした東洋建設と若築建設に対し、安全管理が不適切だったとして2週間の指名停止にしたと発表した。

南鳥島の位置図(資料:国土交通省関東地方整備局)
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 この工事は、東京都心から南東へ1950km離れた南鳥島に、排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の権益を確保するため、15年6月~16年10月の工期で、船舶の係留や停泊、荷さばきができる岸壁などを整備するもの。東洋建設・若築建設JVが工事を請け負った。

 事故が起こったのは16年10月20日。全ての工事が完了し、工事用資材を本土に持ち帰るために、完成したばかりの岸壁に接岸していた作業船(ガット船)に荷物を積み込んでいる最中だった。作業船が高波で大きく揺れ、岸壁上のクレーンで吊っていた荷物が既に船に積み込んであった荷物と接触し、吊り荷の荷崩れが発生。船上で作業を指揮していた船長(当時68歳)が落ちてきた荷物の下敷きとなり死亡した。

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