国土交通省は、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)で扱う3次元モデルに付与する寸法や属性情報などの基準を整備する。工種別に検討を進め、橋梁と土工は今年度、トンネルとダム、河川は来年度中にまとめる考えだ。11月5日に公表した「3次元データ利活用方針」の中で明らかにした。

構造物の3次元モデルのイメージ。国土交通省はCIMで扱う3次元モデルの細かな構成要素や、付与する属性情報についての基準整備に乗り出す(資料:国土交通省)
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 国交省は今年3月にまとめた「CIM導入ガイドライン」で、3次元モデルを作り込む度合いの目安や、標準とするファイル形式などを示した。しかし、納品時の基準は定めておらず、寸法の付け方や属性情報の構成などは受注者の判断に任せている。

 国交省はこうした仕様を標準化することで、公共工事におけるCIMの導入を促す。同省が今年1月に受発注者双方の実務者を対象に実施したアンケート調査では、回答者の4割が「基準やルールの未整備」をCIMの課題に挙げていた。

CIMの導入における課題として実務者が挙げた項目。2016年度に実施したCIM活用業務・工事の受発注者を対象としたアンケート調査に基づく(資料:国土交通省)
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