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若手の悩み、国交省内も深刻 林 和邦(44、中央官庁)

 新国立競技場の現場にいた若手技術者が自殺した件で、相談できる先輩の不在が要因に挙げられていたが、国土交通省の若手も同じ悩みを抱えていると思う。私が勤める国交省の出先機関では、少し前まで採用人数を絞っていた影響で、職員の年齢構成がいびつになっている。

 私の部署には今年、20歳代の新入職員が配属されてきた。部署で次に若いのは40歳代の係長。新入職員で慣れないうちは仕事の悩みもあるだろうが、共有できる同じ世代の仲間は近くにいない。加えて、上の世代の職員も日々の雑務に追われて余裕がなくなっている。

 若手が辞めてしまうのは、「ゆとり世代」の特徴として片付けられる問題ではない。きれいごとかもしれないが、職場の待遇や環境などの面から若手にやりがいを与える組織づくりをしていく必要がある。書類仕事ばかりでなく、人に会ったり、人と人とをつないだりといった刺激を受けながら、ものづくりを進める面白さを感じてほしい。

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