写真1■2016年3月に護岸改修工事を終えた宮崎県日向市の耳川河口部。日向灘に面した漁港の陸側に、延長約310mのコンクリート特殊堤護岸を整備した。特殊堤の上流側は石積みで修景した(写真:イクマ サトシ)
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 古い町並みを抜けて河口部の漁港に近づくと、その陸側に、ごつごつした自然石の護岸が見えてくる。コンクリート構造の特殊堤(土堤以外の堤防)に前面を石の空積みで修景した河川護岸だ(写真1)。

 今年3月、宮崎県を流れる耳川の河口部、日向市美々津町の立縫(たちぬい)地区に完成したのが、この護岸。耳川は日向灘に注ぐ急流河川で、近年は、同地区を含む河口部で甚大な浸水被害が複数回、発生していた。同県県土整備部日向土木事務所は、2011年からこの護岸の改修工事に取り組んできた。既存護岸を撤去したうえで、高さを従来よりかさ上げした特殊堤を延長約310mにわたって整備する工事内容だ。

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