コンクリート構造物の調査・診断・補修・補強の総合エンジニアとして、調査診断から設計、施工まで一貫した責任施工を手がけるケミカル工事。社会インフラの老朽化対策が課題とされる今日の日本で、同社が果たす役割は大きい。若手社員はそれをどう捉えているのか。

吉田 辰也 氏 名古屋支店 工事課
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 「東日本大震災の被災地の映像を見て、人々の生命に関わる社会インフラの意義を実感し、それに貢献できる仕事をしたいと思ったことが、土木の世界への入り口でした」

 名古屋の専門学校で土木工学を学んだ吉田辰也氏が、ケミカル工事に入社したのは2016年春。現在は名古屋支店の工事課に勤務している。

 学生時代、当初は地図に残る仕事にも憧れていたが、学校で学ぶ中、新築よりも老朽化したインフラを改修し、次代に引き継ぐ仕事に関心が向くようになった。

 「インフラ改修の情報を収集する中で、コンクリート構造物の補修・補強の技術者集団ケミカル工事を知り、就職希望を出しました。先生からは『造る』世界を目指さないのかと言われたのですが、『補修』への想いは揺らがなかったですね」

 入社後は現場管理が中心で、長期出張で現場を任させられることも多い。無事工事が終了し、改修されたコンクリートを見ると、社会インフラの維持管理への貢献を実感し、達成感を感じると吉田氏はいう。

 「仕事は一から教えてもらえるし、協力して助け合う社風があり、自分も余裕があれば進んで、担当外の仕事を手伝います。先輩からは、焦らず確実に、日々の仕事を積み重ねることが必ず成長につながると言われ、その実践を心がけています」