1964年の東京五輪開催を前に整備された首都高速道路1号羽田線。その一部を造り替え、2020年の五輪開催までに暫定開業させようと、東京都品川区の東品川桟橋・鮫洲埋立部では更新事業が急ピッチで進む。鋼橋工事部門と土木工事部門から成る異種工事共同企業体(JV)で鋼橋工事部門の幹事会社として詳細設計と施工をまとめるのは、鋼構造物のエキスパート、川田工業である。

首都高速1号羽田線東品川桟橋・鮫洲埋立部。通行を止めずに更新するため、上り車線の迂回路(左端)をまず造り、上り(中央工事中)を造り替え、完成後に下りとして暫定供用し、続いて現状の下り(右端)を造り替える。最終的に迂回路を撤去し、最初の上下線に戻して2026年度に工事は終了する
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2016年11月28日に実施した大井水管橋の一括架設状況。交差する首都高速を通行止めすると同時に、東京モノレールの営業時間外(=線路閉さ作業3.5時間)に、工事2.5時間、点検1.0時間で一夜間の一括架設を無事に完了させた
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 更新部分の延長は2km近く。迂回路を整備し、交通の流れを切り替えたうえで、既設の高速道路を取り壊し、新しい高速道路に造り替える。完成予定時期は2026年度だが、2020年の東京五輪開催に向け暫定開業を目指すだけに、工期に余裕はない。

 その大規模な造り替えに、独創の精神と卓越した技術力で川田工業が挑む。