問題65 我が国の建設投資に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  • (1) 建設投資は平成4年度がピークで、平成8年度以降は減少傾向が見られ、平成22年度はピーク時から約30%減少した。
  • (2) 近年の建設投資は、東日本大震災からの復興需要などによって増加に転じ、平成28年度は約52兆円の見通しである。
  • (3) 平成28年度の建設投資(見通し)を政府・民間別に見ると、民間が全体の58%を占める。
  • (4) 平成28年度の建設投資(見通し)を建築・土木別に見ると、前年度に比べていずれも増加しており、増加率は建築の方が高かった。
  • (5) 国内総生産(GDP)に占める建設投資の割合は、昭和40年代後半~50年代前半にはほぼ20%以上だったが、近年は10%前後まで低下している。

解答 (1)

解説 「約30%減少」ではなく、「約50%減少」が正しい。

 建設投資全体では、平成4年度(1992年度)の約84兆円(名目値)がピークで、2010年度は約42兆円まで落ち込んだ。その後、東日本大震災からの復興需要などで、13年度は51兆3000億円と50兆円台を回復。14年度と15年度(いずれも見込み)はそれぞれ前年度を若干、下回ったものの、50兆円台をキープした。国土交通省が16年7月に発表した「平成28年度建設投資見通し」によれば、16年度の建設投資は前年度から1.6%増の51兆7700億円になる見通しだ。

 16年度の建設投資を政府・民間別に見ると、政府投資が前年度比0.8%増の21兆7300億円、民間投資が同2.2%増の30兆400億円となり、民間が建設投資全体の58%を占める。民間投資が占める割合は09年度以降、50%台後半で推移している。建築・土木別では、建築が同1.8%増の27兆6100億円、土木は同1.4%増の24兆1600億円だった。

●建設投資の推移
(注)投資額は名目値。2013年度までは実績で14年度と15年度は見込み、16年度は見通し。国土交通省の「平成28年度建設投資見通し」を基に作成
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 国内総生産(GDP)に占める建設投資の割合は、高度経済成長期の末期だった1973年度の24.6%がピークで、その後は減少傾向が続いた。近年は9~10%台で推移しており、16年度は10.0%になる見通しだ。これらを含め、16年度の建設投資の見通しについては、国土交通省の「平成28年度建設投資見通し」を参照。

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