ここでは、記入例やよくある質問の例も交えながら業務経歴票を記入する際のポイントや留意点を示します。表2.2と後述する表2.4は、「道路」の科目をイメージした記入例です。

表2.2 業務経歴票の記入例と留意点
(注)2016年度の様式。日本技術士会の資料を基に作成
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(1)業務経歴の行はすべて埋める

 経験豊富な人は行数が少なくて書き切れないかもしれませんが、少ない人もこの行数を活用して自身の技術的体験の内容をわかりやすくアピールしなければなりません。空欄が多いということは、技術的体験も少ないと自ら宣言しているようなものです。例えば、建設コンサルタント会社で設計業務を担当している人の場合、単に「各種構造物の計画、設計」としてしまえば、同種の設計業務を何年間かまとめることになり、一つの行で終わってしまいます。

 しかし、「地下水位の高い粘性地盤での土留め壁の設計」とか「圧密が予測される軟弱地盤上でのボックスカルバートの設計」というように、一つひとつの職務内容にすれば1行ずつに記入することができます。業務経歴の欄は5行しかありませんので必ず、すべて埋めてください。

 業務経歴が多い人は集約することになりますが、その場合は1行目(最も古い業務)にまとめてください。最近の業務や技術的な課題があるような業務は、1業務につき1行で埋めるようにしてください。

 海外での業務経歴についても、技術士にふさわしい業務であれば盛り込み、豊富な経験があることをアピールするとよいでしょう。

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