身近な材料で作れるドボク模型で、土木技術の仕組みを理解する――。今回は石垣(石積み擁壁)を取り上げる。

熊本城飯田丸五階櫓(やぐら)の石垣。高さ15m、天端と法尻を結んだ勾配が65度という巨大な石垣は過去の地震に何度も耐えてきたものの、2016年4月の熊本地震で一部が崩れた(写真:大村 拓也)
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 石垣の積み方や形状によって地震に対する強さがどのように変わるのか、模型実験で確かめる。モーターとねじで作った「振動発生装置」を取り付けて、地震を模した揺れを加えた。

模型実験で比較した4種類の石垣(写真:日経コンストラクション)
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 実験のために4種類の石垣を用意した。ブロックを単一勾配で水平積みしたケース1(左上)、単一勾配で斜め積みしたケース2(右上)、寺勾配で並べたケース3(左下)、大小のブロックを混ぜて寺勾配で並べたケース4(右下)だ。

 ブロックの移動量が小さく、地震に最も強い石垣はどれか。理由も考えてみよう。

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