営業中の線路上空に直上高架施工機

淡路駅を背にして崇禅寺駅方を見る。直上工法をとる崇禅寺―淡路間に、直上高架施工機が出現した(写真:大野 雅人)
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 淡路駅の京都線梅田方や千里線北千里方では、異なる工法で工事が進む構造物が出現した。梅田方の線路上には、青い鉄製作業台がまたがっている。直上高架施工機だ。

 営業線の線路の真上に高架橋を構築する直上工法をとる崇禅寺―淡路間は、高さ約26mの直上高架施工機に取り付けたクレーン2基などで、高架橋を造っていく。

 また、千里の下新庄駅付近の線路は、すぐ南側の上を東海道新幹線が走り、北側では神崎川が流れている。この区間は、既存の線路を仮線に切り替え、既存線路跡地に高架橋を構築する仮線工法をとる。

 下新庄駅の北千里方にある下新庄踏切からは、天神橋筋六丁目方面電車が新設された仮線の上を走る姿が見えた。神崎川を渡る橋りょうも、そのすぐ上流側に仮線が新設されている。

吹田駅を背にして下新庄駅を見る。左側の線路が天神橋筋六丁目方面、右側が北千里方面(写真:大野 雅人)
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下新庄踏切から北千里方面を見る。左が既存の北千里方面の線路、右が仮線の天神橋筋六丁目方面。その間に、新たな橋脚も出現し始めた(写真:大野 雅人)
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 阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業は、1997年度に用地買収に着手したが難航した。大阪市は阪急電鉄と事業期間について見直し、高架切り替え時期を当初の2017年度末から7年延期して24年度末とした。全体が完成するのは、27年度末となる見込みだ。

 用地取得の遅れについて大阪市は、鉄道構造物工事に関わる用地での境界確定や権利関係の問題や、補償調査の長期化などを理由に挙げている。

 阪急淡路駅の300m京都側には、新大阪駅まで延伸するおおさか東線の淡路駅も姿を現し始めた。こちらは2018年度末の開業を目指して工事が進む。