定価:本体2,600円+税
日経アーキテクチュア(編)
日経ホームビルダー(編)
日経コンストラクション(編)
A4変型判、180ページ
ISBN:978-4-8222-0066-4
商品番号:254740
発売日:2016年6月14日
建築・土木に関わるすべての方必携!!
「震度7の連鎖」がもたらした教訓とは?
4月14日夜の「前震」、16日未明の「本震」と、2度の大地震が熊本を襲った。震度7クラスの揺れが短期間に連発するという“想定外”の現象により、木造住宅やマンションは崩れ、交通インフラやライフラインも分断された。
市民を守るはずの庁舎や学校なども多くが使用不能となった。
「本震」を現地で体験した3人の記者のリポートを軸に、日経グループの専門3誌のネットワークで地震や建築の専門家を取材。
阪神大震災や東日本大震災など、過去の大地震との比較を交えつつ、前例のない「波状的地震」が突き付けた都市と建築の課題を明らかにする。
主な内容
- 写真で見る街の傷跡
- 建築編 あえなく機能停止した災害拠点
- 住宅編 「新耐震基準」以降でも明暗分かれる
- 土木編 阿蘇大橋はなぜ落ちたのか?
- 今こそ過去の大地震に学べ!
- 阪神・淡路大震災(1995)、新潟県中越地震(2004)、福岡県西方沖地震(2005)、東日本大震災(2011)、台湾集集地震(1999)、台湾南部地震(2016)

目次
- 5分で分かる重要ワード
- Part1 フォトルポ
- ▼揺れ続く被災地
- 記者が見た熊本地震
- Part2 建築編
- ▼建物被害の全貌
- 「震度7」連発の衝撃
- 地図で見る熊本地震
- 災害拠点の被害
- 鉄筋コンクリート造の被害
- 熊本城の被害
- 地震動の特徴
- 専門家の警告
- 熊本地震5つの特徴
- ▼民間企業の地震対応
- 震度7で分かれた事業拠点の明と暗
- ▼復興の道筋
- 熊本城修復を観光資源に
- Part3 住宅編
- ▼住宅被害拡大の原因
- 新耐震でも壊れた
- 被災地の住宅57棟を踏査
- 震度7の連続による被害
- 地震動の分析
- 新耐震の家が受けた被害
- 南阿蘇村のアパート被害
- 増築による被害
- 地盤による被害
- ▼日本建築学会速報会リポート
- 「2000年基準」も倒壊
- ▼住宅被害の教訓
- 求められる意識改革 木造被害を繰り返すな
- 被災地の避難
- 全仮設住宅団地に「みんなの家」
- Part4 土木編
- ▼インフラ被害の全貌
- 交通網が各所で寸断
- 橋梁
- 地盤
- 道路
- 鉄道
- ▼地盤崩壊のメカニズム
- なぜ阿蘇は崩れた?
- 岩盤崩壊
- 表層崩壊
- 断層変位
- 人工地盤の変動
- Part5 過去の震災
- 大規模地震による被害などの一覧
- 阪神・淡路大震災(1995)
- 十勝沖地震(2003)
- 新潟県中越地震(2004)
- 福岡県西方沖地震(2005)
- 能登半島地震(2007)
- 新潟県中越沖地震(2007)
- 東日本大震災(2011)
- 台湾集集大地震(1999)
- 台湾南部地震(2016)
- 死角突く建物被害との戦い
- ※本商品は「日経アーキテクチュア」「日経ホームビルダー」「日経コンストラクション」で取り上げた熊本地震関連記事を加筆・再編集したものです。