三井住友建設は11月11日、2015年度第2四半期決算の記者会見で、同社が設計・施工した横浜市内の分譲マンション「パークシティLaLa横浜」で、旭化成建材による杭工事のデータ改ざんが明らかになった問題について謝罪した。

11月11日に国土交通省で三井住友建設の記者会見が開かれた。左から君島章兒管理本部長、永本芳生副社長、相良毅建設本部副本部長(写真:日経アーキテクチュア)
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 永本芳生副社長が「元請けとして不具合を見抜けなかった責任を重く受け止めている。住民とオーナーの安心を一刻も早く回復できるよう、建物の安全性の確認に全力で取り組んでいきたい」と陳謝。杭工事のデータ改ざんについては、「旭化成建材を信用したことにぬかりがあった」と発言した。

 旭化成建材が、傾斜しているといわれている棟の杭の調査をしたいと訴えている点については、「そういった話は聞いているが、管理組合と売り主(三井不動産レジデンシャル)の許可を得てください、と話している」と語った。

 「杭工事の工期を延ばさないように、旭化成建材にプレッシャーがかかっていたのではないか」という質問には、「そういったプレッシャーはなかった。杭長が支持層に到達しない長さだった場合、新たに注文するための2~3週間の余裕はあった」と回答。事前のボーリング調査は、「敷地内で23カ所、傾いた棟で9カ所」実施したことを明らかにした。

 永本副社長は、「ボーリング調査はそんなにたくさん実施するものではない。ポイントとなる地点で調査する。重要なのは、ボーリング調査の結果はあくまで暫定値だということ。杭工事で到達することを確認し、根入れしてください、と旭化成建材には伝えている」とも語った。

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