2017年3月3日から3月5日まで、「リノベーションスクール@東急池上線」が池上本門寺の朗峰会館(東京都大田区)で開催された。主催は東京急行電鉄(以下、東急電鉄)だ。民間自立型のエリア再生「リノベーションスクール」で、自治体ではなく、鉄道会社が主催するのは初めてとなる。大田区が後援し、受講者29人のうち大田区在住は約半数を占めた。受講料は無料だ。

「リノベーションスクール@東急池上線」最終日の公開プレゼンテーション会場の様子。来場者は約300人超(写真:介川亜紀)
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 リノベーションスクールとは、開催するエリアにある空き家や空きビル、空き店舗などの遊休不動産を題材に、建物の再生とそこで展開する事業計画を提案する期間限定のイベントだ。単に遊休不動産を活用するだけでなく、まちに新たなビジネスを生み出し、エリアを再生することを目的としている。リノベリングが企画・運営して、これまで30以上の地域で実施してきた。

 同スクールでは、受講者が複数のグループに分かれ、各グループのユニットマスターと呼ばれるアドバイス役やメンバーと議論しながら、題材の遊休不動産に対する提案をまとめ上げる。最終日にはそれらの遊休不動産のオーナーらに公開プレゼンテーションを行い、オーナーに承認を得られればイベント後に提案の事業化を目指す。

 リノベーションスクール@東急池上線では、受講者は4つのグループに分かれ、それぞれ題材の対象物件のリノベーションと事業計画の提案に取り組んだ。物件は、主に池上駅から池上本門寺の間の地域から選ばれた。空き店舗をはじめ銭湯、寺院の一角にある倉庫、公園とさまざまだ。

池上駅前の様子。ロータリー付近から四方に道路が広がっている。写真手前の方向に、池上本門寺に至る参道などがある(写真:介川亜紀)
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写真はグループに分かれて議論している様子。リノベーションスクールでは、受講者らがグループごとに題材となった物件について議論し、提案をまとめる(写真:介川亜紀)
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グループごとに、題材となる物件や周辺の現地調査を行う(写真:介川亜紀)
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