欧州で最高レベルの環境性能を実現したオフィスビル「ジ・エッジ(The Edge)」。地下2階・地上15階建て、延べ面積約4万m2の鉄骨造・鉄筋コンクリート造のビルだ。

 オランダ・アムステルダムに立つこのビルには、世界を股に掛ける会計事務所デロイトなどがテナントとして入っている。ジ・エッジは、同国に拠点を置く不動産会社OVGリアルエステートが発注し、英国の建築設計事務所PLPアーキテクチュアが設計を担った。

ジ・エッジの外観。北西から見る(写真:Dirk Verwoerd)
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 2015年5月に運用を開始したジ・エッジは、ブリーアム・アワードで、2016年の新築オフィス部門の最優秀に選ばれた。ブリーアム・アワードとは、英国発の建築物の環境性能評価制度であるBREEAM(ブリーアム)で高い評価を受けた建物から、最も評価に値する建物を、用途などの部門に応じて選ぶ賞だ。ブリーアムの仕組みを開発したBRE(英国建築研究所)が、毎年実施している。

 ジ・エッジが得たブリーアムのスコアはそれまでの新築オフィス部門で最高となる98.36%だった。満点が100%であるブリーアムで、これだけのスコアを実現することは容易ではない。16年の賞の候補に挙がった新築オフィスでこれに続くスコアは93.2%。ブリーアムの評価では、ジ・エッジはほかのオフィスビルを圧倒していた。

ジ・エッジを南側から見る(写真:Helene Binet)
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