技能労働者の大量離職を控える建築の施工現場で、建設ロボット点検ドローンなどを活用した激しいデジタル競争が始まった。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)のデータを生かそうとする動きが加速している。

 建築の施工現場は天候などに影響を受けるため、工場などの環境と比べると不安定だ。施工現場がその状況を一手に引き受けて建築物を完成させる。多数の関係者が様々な専門性を持ち寄り、個別性の強い建築物をつくるため、デジタル化はなじみにくいとされてきた。しかし、センサーやカメラなどの機能が進化し、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などとの連携に期待が高まる今、他産業と協業し、建築で使える「道具」を育てる機運が高まっている。

 設計と一気通貫した建設現場のデジタル環境が構築できれば、「日本の建築界が世界に先駆けてものづくり革命を起こすことになる」。そう話すのは、建設ロボットの開発協力を担うアットロボティクスの竹中司代表だ。現場のデジタル革命は待ったなしだ。

ここからは有料会員の登録が必要です。