2017年のプリツカー賞が、スペインの建築家ラファエル・アランダ氏、カルメ・ピジェム氏、ラモン・ヴィラルタ氏に決まった〔写真1〕。主催するハイアット財団が3月2日に発表した。

〔写真1〕約30年にわたりトリオで活躍
2017年のプリツカー賞を受賞した3人のスペイン人建築家。左から、ラファエル・アランダ氏、カルメ・ピジェム氏、ラモン・ヴィラルタ氏(写真:Javier Lorenzo Domínguez)
[画像のクリックで拡大表示]

 3氏は1988年にスペイン・カタルーニャ地方のオロットで設計事務所「RCRアーキテクツ」を設立。以来、共同で建築をつくり出してきた。3人の建築家が同時に受賞するのは、2017年に39回目を迎えるプリツカー賞では初めて。

 財団の発表によると、選考理由についてトム・プリツカー会長は次のようにコメントした。「共に活動することでそれぞれの領域をはるかに超えた作品を世に送り出してきた。施設特有の環境条件とその土地の固有性を強く関連付ける作品は、3氏の手法が真に溶け合った証しだ」

 アランダ氏は1961年、ピジェム氏は62年、ヴィラルタ氏は60年に、それぞれ生まれた。ともに87年、ヴァリェス建築学校(ETSAV)で建築学士を取得。88年にスペインのオロットに共同で設計事務所を設立した。

ここからは有料会員の登録が必要です。