工学院大学と損害保険ジャパン日本興亜、SOMPOリスケアマネジメント、理経、新宿区の5者から成る「チーム・新宿」は、災害時の情報収集や滞留者の避難誘導にドローンを役立てるための実験を実施。ドローンで撮った動画を遅延なく伝送できる点やドローンからの音声案内を避難誘導に使える可能性を確かめた。

 2月11日の朝に新宿中央公園などで行った実験では、まずは同公園の広場内でドローンを飛ばして周辺の状況を撮影〔写真1〕。そのデータを公園内に設けた無線アンテナなどを介して工学院大学に伝送し、そこから新宿区役所へデータを送った。

〔写真1〕超高層街の状況を上空から確認
2月11日に東京都庁の近くにある新宿中央公園でドローンを飛行させて、避難誘導のツールとしての可能性を確認している実験の様子(写真:SOMPOリスケアマネジメント)
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 公園から約1km離れた区役所までのデータ送信では、遅延時間が最大で約10ミリ秒にとどまった。送信できなかったデータの割合を示すパケット損失も0.07%に抑えられ、高い伝送品質を保っていた。

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