建設分野でのドローンの活用に注目が集まるなか、水を差すような事故が発生した。2月18日午前10時すぎ、神奈川県藤沢市のマンションの建設現場でドローンが墜落し、作業員が顔に数針縫うけがを負った。国土交通省が明らかにした。2015年12月の航空法改正以降、ドローンによる人身事故は初めて〔写真1〕。

〔写真1〕ドローンの墜落現場
事故が起こった神奈川県藤沢市のマンションの建設現場。事故が起こった建設中のマンションの敷地面積は、約1万3265m2。高台に建つ眺望などを売りにした鉄筋コンクリート造のマンションだ(写真:日経アーキテクチュア)
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 ドローンを飛行させていたのは、工事写真の撮影や住宅の定期点検などを手掛けるトップサービス(横浜市)。同社は事故当日、自社広告の素材を撮影するため、ドローンによる空撮を行っていた。建設工事の元請け会社の許可は得ていた。

 トップサービスの延岡真悟代表取締役は3月3日、日経アーキテクチュアの取材に対し、「風速や電波状況の事前確認では何の問題もなかった。原因は、電波が途切れたということしか現時点では分かっていない」と語った。

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