建設業界で、川田工業は「鉄のスペシャリスト」として知られる。その真価は、都会に次々と立ち上がる超高層ビル群でも発揮されている。同社が得意とする鋼構造技術は鉄骨製作という専門分野だけでなく、設計施工一貫のゼネコン分野まで活用され、業務の幅も、社員が活躍する舞台も広い。

高層建築物の根幹を支える鉄骨技術
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 「東京都心の空撮写真を見ると、当社が関わった大型プロジェクトの多さを実感します」。そう話すのは、鋼構造事業部工事部次長の布施直彦氏だ。

布施 直彦氏 鋼構造事業部工事部

 超高層などの大型ビルは、鉄骨の柱や梁で構造体を組み上げる鉄骨造が主流だ。川田工業は「鉄のスペシャリスト」として、超高層ビル、ドーム、タワーなどの名だたるビッグプロジェクトに関わっている。「建物の骨格をつくる私たちの仕事は、建築の“花形工事”です」と、布施氏も誇らしげだ。

 川田工業の建築の仕事は、大きく2つに分かれる。1つは布施氏の所属する鋼構造事業部だ。超高層ビルなど、構造の特殊性や難易度の高い大型プロジェクトに、専門工事会社として参画して、鉄骨製作や、現場で鉄骨を組み上げる建方工事を担当する。

 「製作と施工の両面から最適解を導き出す仕事に、私たちは強いプロ意識を持っています。スペシャリストとして期待されるので緊張感もありますが、実現して評価されたときの充実感は格別です」と、布施氏は話す。

ゼネコンとしても実績を伸ばす
誠実な社風で受注も安定

 もう1つの仕事は、総合建設会社(ゼネコン)として、建物の設計・施工を一括受注するものだ。システム建築の大型施設から、鉄筋コンクリート造の集合住宅までを手掛ける。「川田工業のシステム建築は、設計からクライアントと一緒につくっていくので、完成時の達成感もひとしおです」。そう話すのは、建築事業部の設計部所属の岡田広司氏だ。

岡田 広司氏 建築事業部設計部

 2003年入社の岡田氏は、まさに“ゼネコン”として川田工業を就職先に選んだ。建築事業部の工事部で現場経験を積み、一級建築士の資格を取得したのを機に設計部に移った。現在は、合理的かつ経済的な設計・施工を特徴とするシステム建築を主に担当する。システム建築は、大型の物流施設など、今後も成長が期待される建築分野だ。

 「建築事業部は比較的、若手が多く、自由に意見を話せる雰囲気があります」と岡田氏は言う。布施氏も、「当社は真面目で誠実な社員が多い社風で、それが高い実績につながり、新たな仕事の受注につながっていると思います」と話し、若手の入社を期待する。

低層で大空間の建築で、システム建築は採用が拡大している(ポラテック西日本株式会社佐賀工場)
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会社情報

  • 資本金:96億102万円
  • 売上高:641億9600万円(2017年3月期)
  • 社員数:1035名(2017年3月末現在)
  • 創業:1922年5月2日
  • 事業内容
    • 橋梁事業:鋼橋の設計、製作、施工、補修
    • 鉄構事業:建築向け鉄骨の製作および建方工事
    • 建築事業:一般建築・システム建築の設計・施工

採用情報

  • 採用職種
    • 【技術系】橋梁の設計・施工管理・鋼構造生産技術管理・生産設計・品質管理・鉄骨建方の施工管理・一般建築・システム建築の施工管理および設計
    • 【文系】橋梁、鉄骨、建築部門の営業・総務、経理等の管理業務
  • 採用実績大学:全国の国公私立大学、大学院、高等専門学校
  • 採用実績学科:土木、建築、機械、金属・材料系および文系学科
  • 勤務地:東京、大阪他(富山、栃木、香川)
  • 2017年採用実績:45名
  • 2018年採用予定数:53名
  • 初任給
    • 修士了:237,000円
    • 学部卒:223,000円
    • (2017年4月実績)

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出典:62 フォーカス 建築編
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