住宅を購入する際に、性能を重視する人が徐々に増え始めた。そういった流れの中でBELSは、住まい選びに役立つツールとして、どのような使われ方をされているのだろうか。インターネット上で住まい選びの主要な窓口となっている不動産・住宅ポータルサイトに動向を聞いた。

池本 洋一|Yoichi Ikemoto 1972年生まれ。95年上智大学文学部新聞学科卒業後、リクルートに入社。住宅情報誌の編集、広告に携わる。「都心に住む」「住宅情報タウンズ」を経て、2011年から「SUUMO」編集長。リクルート住まい研究所 主任研究員(写真:清水 盟貴)
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──SUUMO(スーモ)は、住宅・不動産の情報を検索できるポータルサイトとして多くのユーザーが利用しています。建築物省エネルギー性能表示制度「BELS(ベルス)」に関しては情報検索の場でどのように対応していますか。

 2017年1月23日から、中古マンション、新築戸建て、中古戸建ての物件情報に「BELS/省エネ基準適合認定書あり」の項目を取り入れました。

BELSを物件の特徴として表示できるようになった
SUUMO入稿・分析システムの画面イメージ。物件情報の入稿は、上記のような画面によって掲載会社がチェックを入れていく。BELSについても、「物件の性能」分野に項目を追加した。今後、BELS取得住宅が増えれば検索項目にも入る可能性がある(資料:リクルート住まいカンパニー)
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──導入の経緯を教えてください。

 16年1月に不動産流通標準情報システム「REINS(レインズ)」で、新築や中古の住宅を選ぶ際に建物の耐震、断熱など性能についての項目を表示するようになったのがきっかけです。そこでSUUMOのほか、不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)で話し合い、REINSで表示される項目をそれぞれの主要なポータルサイト上でも表示できるようにするため、16年2~3月で実現していくことになりました。