今回は、首都ストックホルムに隣接するSOLNA(ソルナ)市に誕生した、大型商業施設を紹介する。スカンジナビア半島で最大規模を誇る施設だ。スウェーデン国鉄(SJ)に乗り、ストックホルム中央駅から北に向かって2駅目のソルナ駅の引き込み線際に建つ。3階建てで床面積が約10万m2に及ぶショッピングモールだ。

スウェーデン国鉄(SJ)のソルナ駅に隣接するMall of Scandinavia(写真:武藤 聖一)
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 フランスに本社を置く流通大手のUnibail-Rodamco(ユニボール・ロダムコ)が、60億クローナ(約900億円)を投じた事業だ。設計を担ったのは、商業施設で実績が多いWingardhsとBAU&Benoy Architectsだ。ユニボール・ロダムコは、フランスやオランダを中心に、現在12カ国で83のショッピングセンターを所有している。

 建物のファサードは、氷河やクレバスといった大自然をイメージしたアルミプレートで覆われている。三角形状の敷地に建つモールの入り口は、3方向に分かれる。サッカーなどの国際試合で使用されるFriends Arena(フレンズ・アリーナ)側と、鉄道駅からブリッジを渡った東口、市中心部だ。地下には、全4000台を収容できる駐車場がある。建物は駐車場と直結している。駐車料金は2時間まで無料で、集客力に結び付いているとみられる。

氷河とクレパスをイメージしたというアルミプレート張りの壁面。騒音区域であるため、遮音効果もあるようだ(写真:武藤 聖一)
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