これまでの紙図面や資料に代わり、タブレット端末やタブレットパソコンが施工管理や維持管理の道具として使われ始めた。大量の図面をコンパクトに持ち運ぶ、施工上の問題を即座にメールで報告する、現場の土質を写真判定する、杭の施工時に地中を見える化するなど、紙ベースの施工管理にはない高効率な業務の仕組みが実現している。タブレットを持ち運ぶホルダーも建設業のニーズに合ったものが登場している。

 スウェーデンに本社を置く世界最大級の建設会社、スカンスカはBIM(ビルデング・インフォメーション・モデリング)の先進的な活用でも有名だ。

 同社では、フィンランドのヘルシンキで分譲するアパートの施工現場におけるBIMやiPadの活用法を動画で公開している。

スカンスカの現場でのiPad活用を紹介する動画(資料:YouTubeより)

 4分弱の動画を見て驚いたのは、測量技師が工具箱からiPadを取り出し、現場の床に無造作に置いて図面をチェックしながら施工状況をチェックしていくシーンだった。

工具箱からiPadを取り出すシーン。耐衝撃性が高いと思われるケースに入っている(資料:YouTubeより)

iPadには図面が入っている(資料:YouTubeより)

iPadを現場の床に置いて部材の設置状況を確認(資料:YouTubeより)