今回の建設IT注目情報 ~トプコン「ワイヤレスターミナル WT-100」~

 街なかで見かける測量風景は、一人がトータルステーションなどの測量機器をのぞき込み、もう一人が標尺やプリズムを持って計測する場所を移動する、という2人一組の作業が一般的です。

 ところが、トプコンのトータルステーション「イメージングステーションIS」のように、無線LANなどの通信機能を備えた測量機器は、計測地点にいる人が携帯端末で遠隔操作できるため、一人だけで作業する「ワンマン測量」が可能です。

 同機種が無線LANで通信できる距離は約100mでしたが、この観測範囲を広げる新製品「ワイヤレスターミナル WT-100」が3月に発売されました。

ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
通信距離を300m
 
まで延ばすことができるのです。

ワイヤレスターミナル「WT-100」(左)と現場での使用イメージ(写真:トプコン)

イメージングステーションIS(左)とデータコレクター「FC-250」(右)(写真:トプコン)

 無線LANの「アクセスポイント」として機能するもので、この機器を介してトータルステーションと計測地点のプリズムに取り付けた「データコレクター」という携帯端末を接続する仕組みです。また、無線LANを搭載したパソコンなども接続できます。

 本体は防水・防じん性を備え、重さは400グラムで測量作業者のベルトに装着できます。本体内蔵のバッテリーは8時間以上もつので、ほぼ一日の作業に使えます。価格は11万5500円(税込み)です。

 長い距離を移動しながら計測する場合などは、トータルステーションを何度も据え付け直す必要があります。通信距離が3倍に伸びると、その回数が減るので作業が効率的になりますね。

 イメージングステーションISはデジタルカメラを内蔵し、トータルステーションから見た画像を計測地点にいる人が携帯端末で見られる機能を搭載しています。まるで自分がトータルステーションをのぞき込んでいるような感覚で作業できそうです。

 その便利さは、どんなところにあるのでしょうか。