京福コンサルタントの鳥居直也技師長(写真:日経コンストラクション)
京福コンサルタントの鳥居直也技師長(写真:日経コンストラクション)

受験指導のプロに資格取得のための勉強法や解答法を聞く第2弾は、京福コンサルタント(福井県小浜市)の鳥居直也技師長。インターネット上で「技術士受験を応援するページ・SUKIYAKI塾」 を主宰する鳥居技師長が前々回前回に続き、技術士建設部門の記述式問題での論文の書き方などを伝授する。(関連記事:日経コンストラクション2015年2月9日号特集「資格の攻略法」)

 技術士・第二次試験の内容が大きく変わった2013年度以降も、文章を書く力が必要なのは変わりません。そのために、自分なりの答案を作ってみるのはいいことです。ただしその際に、覚えるべきは文章ではなく、ロジックです。

 現状、ボトルネック、解決の方向性、具体策など、前々回述べたロジックで、その中身を覚えておく。文章は、試験本番で設問文を読んでから、問題の求めているものに合わせて作ればいい。

 ロジックを身に付けるには、日ごろから一つのテーマについて現状、ボトルネック、解決の方向性、具体策という四つのステップで考えることが必要です。

 白書を読むときにも、一つの施策を四つのステップで考える。その際に、施策(具体策)から解決の方向性、ボトルネックと、遡って考えるのもいいでしょう。

 例えば、アセットマネジメントという施策がある。これはどのような考え方に基づく施策なのか。答えは予防保全だ。ならば、予防保全を推進するのは、どのようなボトルネックを解決するためなのか。答えは予防保全の反対、すなわち事後保全だ。ということは、事後保全がボトルネックになっており、それを解決するための施策がアセットマネジメントということになる。

 このように、施策から遡って、背後にある解決の方向性を探り、その方向性から導き出されるボトルネックを考えて、全体のロジックを構成する。

 論文を作成する際には、逆の手順で書き進めればいいのです。

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