京福コンサルタントの鳥居直也技師長(写真:日経コンストラクション)
京福コンサルタントの鳥居直也技師長(写真:日経コンストラクション)

受験指導のプロに資格取得のための勉強法や解答法を聞く第2弾は、京福コンサルタント(福井県小浜市)の鳥居直也技師長。インターネット上で「技術士受験を応援するページ・SUKIYAKI塾」 を主宰する鳥居技師長が前回に続き、技術士建設部門の記述式問題の勉強法を指南する。(関連記事:日経コンストラクション2015年2月9日号特集「資格の攻略法」)

 2013年度以降、技術士・第二次試験の記述式問題では、原稿用紙のトータルの枚数と試験時間が減りました。例えば、建設部門の「専門知識と応用能力」を問う問題IIでは、従来の600字詰め原稿用紙6枚以内から4枚以内に、試験時間は従来の3時間30分から2時間に、それぞれ削減されました。

 問題IIは、主に専門知識を問う問題II-1と主に応用能力を問う問題II-2に分かれます。問題II-1は2問を原稿用紙1枚ずつに、問題II-2は1問を原稿用紙2枚に、それぞれ記述します。原稿用紙の枚数の削減と併せ、試験時間が大幅に減ったので、受験者の対応が難しくなっています。

 攻略のポイントは、応用能力を問う問題II-2から解答を始めることです。

 問題II-2は、原稿用紙2枚であることに加え、細かい条件の付いた問題が出題される傾向にあります。受験者にとって、考える時間が必要です。

 これに対して問題II-1は、専門知識を問う問題なので、受験者は知っていることを書けばいい。あまり考える必要はない。つまり、問題II-2の方が解答に時間を要する可能性が高いということです。

 ところが多くの受験者は、問題II-1と問題II-2が順に並んでいると、問題II-1の方から解こうとする。その結果、問題II-1に思わぬ時間を取られてしまい、問題II-2の解答を始めようとしたころにはわずかな時間しか残っていなかった。そんな失敗談が多いようです。このような状態では、問題II-2で満足な解答を書くのは難しいでしょう。

 私がお勧めしているのは、問題II-2から取り掛かり、45分間で解答を終える。その後、問題II-1に戻って、1問当たり35分間、2問で計70分間をかけて解答する。5分残るので、その間に解答を見直す。こうした時間配分なら、それぞれの問題に余裕をもって解答できるはずです。

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