国土交通省は6月29日、2009年の政権交代で凍結していた整備新幹線の未着工3区間の工事実施計画を認可した。対象は北海道新幹線の新函館-札幌間(約211km)、北陸新幹線の金沢-敦賀間(約113km)、九州新幹線長崎ルートの武雄温泉-長崎間(約66km)で、総事業費は約3兆400億円だ。

 北海道新幹線の新函館-札幌間では工事延長の76%をトンネルが占める。最も長いのは、新函館-新八雲間の渡島トンネルの約26.5kmだ。九州新幹線の武雄温泉-長崎間でもトンネルが全体の61%を占める。北陸新幹線の金沢-敦賀間では高架橋の割合が50%と最も高い。

北海道新幹線新函館-札幌間。工事延長は約211.7kmだ。このうちトンネルは約160.2kmで、全体の76%を占める。高架橋は約30.6km、路盤は約15.3km、橋梁は約5.6kmだ。区間内には新八雲、長万部、倶知安、新小樽の4駅を設ける(資料:国土交通省)

北陸新幹線金沢-敦賀間の工事延長は約114.4km。内訳は、高架橋が約57.9km、トンネルが約36.5km、橋梁が約16.8km、路盤が約3.2km。区間内には小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、南越の5駅を設ける(資料:国土交通省)

九州新幹線武雄温泉-長崎間の工事延長は約67km。内訳はトンネルが約40.7km、高架橋が約14.8km、橋梁が約5.8km、路盤が約5.7km。区間内には嬉野温泉、新大村、諫早の3駅を設ける(資料:国土交通省)