維持管理の市場は、国内だけに存在するわけではない。海外に目を向ければ、その市場規模は一気に拡大する。

 発注機関などを中心に、これまで培ってきた維持管理のノウハウを、海外に展開していこうとする取り組みが少しずつ広がりつつある。ただ、成功を勝ち取ることはなかなか難しいのが実情だ。

 海外での事業を成立させていくには、地道で泥臭い取り組みも大切になってくる。そんなことを教えてくれるのが、北九州市が手掛けている東南アジア諸国での水道事業の展開だ。

北九州市では上下水道に関連して、海外の様々な業務を実施している(資料:北九州市)

 「先進国などの水道事業の技術力に大差はない。途上国などにおける海外展開を進めるうえでは、その地に根を張れるかという点がカギになる」。そうした考えのもとで、事業展開を図っている。