渋谷駅桜丘口地区再開発計画の一環で「デザイン・アートワークアイデアコンペティション」が開催され、優秀賞8点と佳作9点が決定した。渋谷駅周辺の4つの街区で再開発計画が進むなか、他の3街区の手法とは異なり、デザインアーキテクトを建築家などに依頼せず、デザインやアートワークのアイデアを広く一般から募集した。

コンペで優秀賞を受賞した8点(資料:桜丘デザインマネジメントフォーラム)

 デザインコンペは渋谷駅桜丘口地区再開発準備組合が主催。早稲田大学教授でナスカ(東京都新宿区)を主宰する古谷誠章氏が座長を務める桜丘デザインマネジメントフォーラム(DMF)が事務局を担った。2014年9月18日から募集を開始。応募登録は国内外から193件に上り、最終的に83人の応募者が86件の提案をした。応募のほとんどが20代から40代までで、30代が最も多かった。

 審査委員は桜丘DMFのメンバーらが務め、審査結果は11月19日の再開発準備組合理事会で承認された。15年1月に表彰式を行う予定だ。今後は、コンペで入選したアイデアを視野に入れ、関係各官庁や事業者などと協議をしながら基本設計をまとめる方針だ。

 古谷代表は桜丘街区の基本計画時にデザインアドバイザーを務めた経緯がある。一般的には、デザインアドバイザーを務めた後、基本設計者に協力するデザインアーキテクトになるが、古谷代表はその道を選ばず、桜丘DMFを設立。規模が小さい地権者が集まる桜丘街区の意見をまとめ、基本設計を担う大手企業などに要望を伝える役目を選んだ。

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