中国・上海で11月15日午後、改修工事中の28階建て高層マンションが全焼する火災事故が発生。死者53人、多数の負傷者を出す惨事となった。新華社など中国メディアの報道によると、中国国務院が設置した火災事故調査チームは11月17日の会議で、「法律や規則に違反したずさんな工事が大規模火災につながった」と言及。関係者の責任を徹底追及する方針を示した。

火災が起きた上海市静安区の高層マンション

 火災が起きたのは上海市静安区にある教職員用のマンション。退職者が多く住んでいた。上海市中心部を通る地下鉄7号線・昌平路駅の近くにある。上海市消防局によると、28階建てのRC造の建物で高さは約85m、延べ面積は約1万8500m2。1997年12月に竣工した。98年3月から入居が始まり、156世帯、440人程度の住民がいたとみられる。静安区政府が省エネ改修プロジェクトで、外壁の改修や断熱材の設置工事を進めていた。