光る畳が、首都圏や近畿圏の住宅や飲食店などを中心に三十数件に使われ、注目を集めている。畳表の卸を手がける村上産業(熊本県八代市)が開発した「光畳(HIKARI TATAMI)」だ。

敷き詰める枚数に応じて、必要な個所にLEDを内蔵している(写真:村上産業)

 光畳は、天然い草と透過素材で編んだ畳表を、畳に内蔵したLEDで光らせる。点灯時、い草と一緒に編み込んだ透過素材が発光して、畳全体が光っているように見える。開発に携わった同社の村上健取締役は「消灯時に普通の畳と同じように見せることが一番大変だった。透過素材は目立たず、よほど近づかないと普通の畳と見分けは付かない」と語る。

 防水仕様ではないが、お茶をこぼしても問題なく使えるという。耐久性は通常の畳と変わらない。1枚の大きさは880mm×880mmで、ほぼ半畳。必要な個所に照明を配置できるので、色々な光らせ方ができる。部屋の外周を光らせるように配置している事例が多いという。

 価格は、1枚当たり約10万円。電源は1台のトランスでまかなう。トランスの価格は3万1500円から。消灯時の畳の色は、グリーン、ブラック、ブラウン、ホワイトの4色がある。光源のLEDは白色のみで、畳表の色が違っても同じように白く光る。