スターバックスは、一時は「どこへ行っても同じ」店舗デザインであるファストフード店と変わらなかったが、2008年に方針を転換した。太宰府、メキシコシティ、北京などの、ひときわ特色のある店を写真で紹介。

太宰府天満宮(福岡県太宰府市)の近くにあるこの店舗は、建築家の隈研吾氏が設計したものだ。

 巨大コーヒーチェーン店のスターバックスは2013年、世界全体で1,700を超える店舗を新規開業した(43カ国で営業展開)。

 スターバックスが1号店をシアトルにオープンしたのは1971年春のことで、それから20年間は店舗数が100店舗未満と、比較的少ないままだった。だが、現在では世界中に18,000を超える店舗がある。

 2000年代の半ばは、スターバックスにとって絶好調の時期となった。1日1軒のペースで店を開設し、アジアや南アメリカといった新しい地域に参入したのだ。

 だが、2008年のリーマンショックで、約600店を閉鎖し、上級幹部の入れ替えを実施した。そして同社はこのとき、デザインに対する考え方も改めるに至った。

 顧客調査の結果、多くの人々にとって、スターバックスはファストフード店の代名詞となっていることがわかったのだ。つまり、「どこへ行っても同じ」ということだ。スターバックスはその状態を改めることにした。鍵となったのが店舗のデザインだ。

太宰府天満宮の店舗の特徴は、2,000本を超える木材が格子状に組まれていることだ。その狙いは、洞窟内や流れの中にいるような感覚を作り出すことだという。