日経ホームビルダーは、コラム「とことん実証! 建材・設備」で、建て主が持っている“汚れ”に対する不安や悩みについて、タンクレス便器の開発者に尋ねた。各メーカーの防汚技術や開発コンセプトに違いはあるのだろうか――。

 今回は、「どんな洗剤を使ってもいいのか」「汚物がきちんと流れるのか」を探る。詳細は、日経ホームビルダー2010年2月号の「とことん実証!」でレポートしているので参考にしてほしい。

酸性の洗剤を使った場合、脱臭口から酸性の期待が機能部内に入る可能性がある(資料:日経ホームビルダー)

 最新のタンクレス便器は防汚性能を付加している。誤った方法で掃除をすると、せっかくの防汚性能を傷めてしまい、性能を100%引き出せなくなる。

 3機種に共通して気を付けたいのが、研磨剤の使用だ。いずれの便器も表面を平滑にして汚れの付着を防止している。研磨剤が入った洗剤で掃除をすると、表面に傷が付いて汚れが付着する原因となりかねない。

 洗剤の成分にも注意したい。アラウーノは酸性やアルカリ性の洗剤を使用すると、便器の表面を傷める可能性がある。サティスの場合、アルカリ性の洗剤を使うと、プロガードの性能が弱まり水あかの原因となりかねない。一方、ネオレストは「酸性や強アルカリ性の洗剤を使っても、便器への影響はほとんどない。ただし、脱臭機能などが作動して酸性の気体が便座の機能部などに入り込むと、内部のネジなどを傷め、故障の原因 にもなりかねない」(TOTOの林さん)という。

 防汚機能を長く保つためには、メンテナンスが必要な場合もある。サティスが採用したプロガードは、再施工が可能だ。掃除の頻度や傷み方の状況にもよるが、15年に1回程度はプロガードを施工し直すことをINAXでは推奨している。

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