旧ソフトを使い続けるには

 さて、El Capitanではシステムの根幹部分で大きな変更が加わったため、アプリケーションのインストーラーや周辺機器のドライバーなどが特別に対応しない限り動作しない事例がいくつか出て来た。特に出版や印刷関連業務、Webサイト制作などに携わるユーザーが生産財として使ってきたAdobeのクリエイティブツールは関連企業との付き合いもあり、旧環境からなかなか脱出できない。

 また、デジカメの写真レタッチなど趣味の領域でPhotoshopのCS4、5、6辺りを使い続けてきた個人ユーザーなども、そのまま使い続けたいと願っているだろう。一連のアプリを購入すると15万円くらいはしたアプリだ。簡単には捨てられない。

 これらのアプリをEl Capitanにインストールして動かすと、一見動いたように見えるが、いざ操作を始めるとこんな画面が出て来て、先に進まなくなる(図2)。

図2●インストール後、動かないものが出てくる
Adobe CS4など、El Capitanへのインストール自体は正常にできる(かのように見える)。しかし、動作させると正式なシリアル番号を入れても動かない

 きちんと購入時のシリアル番号を入れても入れても同じエラーが出て来てしまうのだ。ライセンシングの部分が内部でどのような処理をしているかは知る術もないが、多分、rootlessの制限でシステムの奥深くに秘匿情報を書き込もうとして失敗しているように見える。

 こうした場合の解決策は、OSをダウングレードして使えるようにするという奥の手があるが、せっかく新しいOSが新しいハードに乗り、iOS 9ともスムーズな連係プレーができているものを古い時代に戻したくない。

 こんなときの奥の手が、仮想環境を用意して、そこに古いOSをインストールするという方法だ。

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