ここまで見てきた通り、ICT活用で成果を上げている学校は全国にある。だが、これらはいずれも先進的な事例だ。現実には、情報化の進展度は自治体によって大きく異なる。

 その実態を明らかにするため、本誌は「公立学校情報化ランキング 2010」をまとめた。全国の公立小中高等学校の情報化進展度を比較するもので、今回が3回目となる。算出に使ったデータは、全国の公立学校を対象に文部科学省が実施する「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」の結果。今回は、2010年3月1日時点の最新データを用いた。

 評価項目は、「インフラ整備」と「教員指導力」の2つ。前者はパソコンやネットワークなどの環境整備の進展度を示す。後者はICTを授業に活用したり、情報モラル教育をしたりといった能力を教員がどれだけ身に付けているかを表している。

 小中学校は市区町村ごと、高等学校は都道府県ごとにランキングを算出した。次ページの表に、都道府県庁所在地と政令指定都市の結果をまとめた。また、市区町村のスコアを都道府県ごとに集計した結果が左の表だ。これは、都道府県内の公立学校の平均的な情報化進展度を示す。

【都道府県ランキングの上位と下位】
図1 市区町村の総合スコアの平均を都道府県ごとに集計した結果。岐阜県は、小学校、中学校、高等学校のすべてで上位5位までに入っている
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【ランキングの評価項目と算出方法】
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