アップルが2010年6月22日に公開した「iOS 4」は、iPhoneシリーズの最新OSだ。24日に発売される新型「iPhone 4」に搭載されるだけでなく、発売済みの「iPhone 3G」「同 3GS」「iPod touch」(2008年秋発売以降のモデル)にもインストールできる。アップグレードは無料。作業はパソコンにインストールした音楽再生ソフト「iTunes」を介して実施する。新機能は100以上あるといい、これからiPhoneを買うユーザーや購入済みのユーザーにとって、どこが新しくなったのか気になるだろう。そこで、主な新機能をじっくりとご紹介したい。

ついにマルチタスクに対応

 最大の強化点は、マルチタスクへの対応だ。従来のiPhone OSでは、一部の純正アプリケーションを除き、バックグラウンドでなんらかの処理をさせることができなかった。今回、iOS 4がマルチタスクに対応したことで、バックグラウンドで処理するようなアプリケーションが開発可能になった。

 iOS 4のマルチタスクに対応した代表が、オンラインメモ管理サービス「Evernote」だ。サーバーとメモを同期している最中や音声を録音している間に、ほかのアプリケーションに切り替えても、同期や音声録音を続けてくれる。

 アプリケーションを切り替えるには、[ホーム]ボタンを2回早押しすればよい。画面下部に起動中のアプリケーションがリストとして表示されるので、目的のアイコンを押すと、そのアプリケーションに切り替わる。例えば、Evernoteで録音中、一時的にWebブラウザー「Safari」で検索したくなったら[ホーム]ボタンで切り替える。検索が終わったら再び[ホーム]ボタンでEvernoteへ。これで録音中の画面に戻れる。

iOS 4をインストールしたホーム画面(左)。ぱっと見は大きな違いが分からないが、内部は大幅に変更されている。一つがマルチタスク。[ホーム]ボタンを2回早押しすると、アプリケーションを切り替える画面に切り替わる(右)。この画面では、加速度センサーで画面が回転しないようにロックできたり、再生中の楽曲を制御したりもできる
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マルチタスクに対応した数少ないアプリケーションの一つが、オンラインメモ管理サービス「Evernote」。19日に公開した最新バージョンは3.3.5は「iOS 4.0 テスト済み」とする(左、右)
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Evernoteで音声の録音を開始し(左)、[ホーム]ボタンを2回早押ししてWebブラウザー「Safari」に切り替えた様子(右)。画面上部に赤いバーで「Evernote」と書かれているように、バックグラウンド処理でEvernoteが動作し続けていることが分かる
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