地上デジタル放送のPC用チューナーボード(地デジチューナー)がいよいよ単体で2008年4月中にも販売される。自作PCのユーザーでも、HD画質の番組を視聴、録画でき、放送時刻の変更に対応する電子番組表(EPG)を使えるようになるのだ。

 既にアイ・オー・データ機器やバッファロー、ピクセラ、エスケイネットの4社が発売の準備を整えている。PCとの接続インターフェースで見ると、アイ・オー・データ機器はPCI Expressスロット、バッファローとピクセラはPCIスロット、バッファローとエスケイネットはUSBに対応する製品をそれぞれ新製品の第一弾としている。価格は2万~3万円になる見通しだが、バッファローの「DT-H30/U2」(予想実勢価格:1万9800円)のように2万円を切る製品も出てきた。

 この地デジチューナーだが、どの程度のPCスペックで使えるかが気になるところだろう。一般的には、Intel Core 2 Duo以上のCPUが理想的とされているが、Pentium 4はもちろん、Celeron Dでも何とか動作するというメーカーも出てきた。そこで日経WinPC編集部では、CPUにIntel Core 2 DuoとCeleron Dをそれぞれ搭載した2台のPCを自作して、地デジチューナーの動作による負荷をテストした(図)。地デジチューナーは、早めに入手できたアイ・オー・データ機器の「GV-MVP/H」と、ピクセラの「PIX-DT050-PP0」の試作機を使った。

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 Core 2 Duo搭載PCは、チューナーメーカー各社が推奨しているCPUスペックということもあり、テレビ受信や録画、タイムシフト録画ともに、20~45%のCPU使用率で安心して使えた。一方でCeleronは今回取り上げた製品では非対応とされていたが、大手パソコンメーカーの製品では、Celeron搭載の地デジモデルが存在する。比較のためにテストを実施した。その結果、動きの激しいHD番組を表示させるとカクカクとした動きの画像になってしまうものの、放送している内容をどうにかチェックする程度には動くことが分かった。ただし、CPU使用率は常にほぼ100%となる。

 また、実際に発売される製品では、アイ・オー・データ機器やバッファローの製品などのように、テレビ画質をSDにする代わりに、PC負荷を減らせるモードを持つタイプも登場する。こうした製品を使えば、Celeron D環境でも何とかテレビを視聴できそうだ。

 日経WinPCでは、地デジチューナーの新製品を先行入手して検証した。詳しくは日経WinPC 6月号(4月28日発売)をお読みいただきたい。→ご購入はこちら