MS-IME 2007には、誤変換の情報をマイクロソフトに送信する機能が用意されている。送信された情報は製品開発にフィードバックされ、辞書の充実などに役立てられるとされている。
ここでいう「誤変換」とは、一度の変換で正しく変換できなかった単語の情報のことだ。自分の名前や自社の製品名が正しく変換されなかった場合などに、その情報を送信すれば、以降のバージョンアップで辞書に収録され、変換できるようになるかもしれない。
なお、初期設定では情報は送信されないので、送信するためには設定を変更する必要がある。手順は次の通りである。
以上のように設定しておけば、次の操作で誤変換データを送信できる。

言語バーの「プロパティ」ボタンをクリックし、メニューの「自動記録された誤変換データの送信」をクリックする。なお、直前の誤変換情報だけを送るなら、「直前の誤変換データの送信」をクリックする
なお、各ボタンをクリックすることで、送信する情報を編集したり、誤変換報告の動作を変更したりすることも可能だ。
また、単語登録する際に、その情報をマイクロソフトに送信することもできる。人名や地名、商品名などの固有名詞の情報を送信すれば、以降の辞書に掲載されるかもしれない。なお、この機能は、MS-IMEとMS-IME 2007の両方に用意されている(誤変換データの送信はMS-IME 2007のみ)。