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 今立っている場所を360度ぐるりと動画に残したい。それもできるだけ手軽に─。そんなワガママを許してくれるデジタルカメラが登場した。

 ソニーの「bloggie MHS-PM5K」はフルハイビジョンで動画が撮影できる手のひらサイズのデジタルカメラだ。画素数は500万画素。焦点距離は35mm換算で47mm。光学ズームはない。重さは130gと軽く、USBコネクターを内蔵しているので、ケーブルを持ち歩く必要もない(図1)。

図1 USBコネクターを搭載しているのでケーブルを持ち歩かなくてもパソコンと接続できる。画像や映像を閲覧しインターネットにアップできるソフト「PMBポータブル」も内蔵しているのも便利だ
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 最大の特徴は360度のパノラマ写真と動画が撮れること。パノラマ写真を作るには専用ソフトか専用レンズが必要で敷居が高い。動画となると、素人の手の出せるものではなかった。それがMHS-PM5Kを使えばあっけないほど簡単だ。付属の「360ビデオレンズ」を付けて撮影して、添付ソフトで変換するだけ(図2、図3)。出来上がった動画は図4のように添付の専用ソフトで再生する[注]。画面でカーソルをドラグすると動画を再生しながら、視点を変えられるのが面白い。360ビデオレンズを付けて動画を撮影すると、解像度が1280×720ドットに固定されるので、画質が良くないのが残念なところだ。

図2 標準添付されている「360ビデオレンズ」を装着したところ。魚眼レンズのように周囲が360度丸ごと映るようになり、静止画も動画も撮影できる。
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図3 「360ビデオレンズ」で撮影した画像やビデオを添付ソフトの「PMB」に取り込んだところ。取り込んだままでは、ゆがみのある画像なので、PMBでパノラマ画像に展開する
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図4 展開したパノラマ映像を専用ソフトで再生したところ。動画の再生中に、再生画面でカーソルをドラグすると、再生した状態で視点が移動して、撮影したときの周囲をぐるりと見渡せる
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[注]Windows Media Playerで再生すると図4の「展開した映像」を大きく表示する

出典:日経PC21 2010年5月号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。