セイコーエプソンは2008年9月19日、秋冬商戦向けのプリンター「カラリオ」シリーズを発表。インクジェット複合機を5製品、およびインクジェットプリンター3製品を10月8日より発売する。全機種とも価格はオープン。

 注目は上位機種のインクジェット複合機「EP-901A」(図1)。新機種ではきょう体のデザインを一新。「リビングルームに設置しても違和感がなく、インテリアに調和する“プリンターらしくない”外観を目指した」(エプソン)という。デザインの変更に伴い、きょう体のサイズを小型化。本体サイズは幅466×奥行き385×高さ198mm(トレイ収納時)と、従来の最上位機種(PM-T990)と比べて奥行きが53mm、高さが29mmも短くなった。

 液晶ディスプレイにタッチパネルを装備したのも特徴。画面内を指で触れる直感的な操作を実現している。インタフェースはUSB 2.0および有線LAN/無線LAN。最大30枚の原稿を一括して取り込める自動給紙装置(ADF)も備える。実勢価格は約4万円。そのほか、ファクシミリを搭載した最上位機種「EP-901F」(実勢価格は約4万5000円)や、タッチパネルやADF、ネットワーク機能などを省き価格を抑えた普及機「EP-801A」(実勢価格は約3万円)がある。

 これまでのデザインを採用したインクジェット複合機も用意。「PM-A840S」(図3)は、6色インク構成の高画質製品ながら、実勢価格を約2万5000円に抑えた。「PX-501A」は、実勢価格が約1万8000円の低価格機。最小インク滴が3ピコリットルと他機種より大きい。

 同時に秋冬商戦向けの単機能プリンターも発表した。ラインアップは3製品。6色インクで写真画質を実現する「EP-301」、有線LAN/無線LANを搭載した「PX-201」(図4)、機能を最小限に抑えた入門機「PX-101」となる。想定実勢価格はEP-301とPX-201が約1万5000円、PX-101が約1万円。

 新製品発表会見では、エプソン販売の平野 精一社長が2008年度のプリンター国内出荷台数に言及(図5)。「上半期は五輪開催による需要減が見られたが、下半期は回復し通年では前年度並みになる」と見込んだうえで、「今回の新製品により同社のシェアを50%以上に引き上げる」と語った。

●カラリオシリーズの主な仕様一覧
種類型番インクの色数印刷解像度(最小インク滴サイズ)液晶のサイズスキャナー機能LANFAX実勢価格
複合機EP-901F6色5760×1440dpi (1.5pl)3.5型○(CIS)有線/無線約4万5000円
複合機EP-901A6色5760×1440dpi (1.5pl)3.5型○(CIS)有線/無線×約4万円
複合機EP-801A6色5760×1440dpi (1.5pl)2.5型○(CIS)××約3万円
複合機PM-A840S6色5760×1440dpi (1.5pl)2.5型○(CIS)××約2万5000円
複合機PX-501A4色5760×1440dpi (3pl)2.5型○(CIS)××約1万8000円
単機能機EP-3016色5760×1440dpi (1.5pl)なし×××約1万5000円
単機能機PX-2014色5760×1440dpi (2pl)なし×有線/無線×約1万5000円
単機能機PX-1014色5760×1440dpi (3pl)なし×××約1万円