「無視」が一番の対策

 ワンクリック詐欺の被害に遭わないためには、「覚えのないお金は払わない」ことが重要だ(図19)。前述のように、サイトにアクセスしただけで、こちらの個人情報を知られることはない。相手に連絡することなく無視しよう。

【対策のための7カ条】

 また、Webページやダイアログの表示をよく読んで、少しでも変だと思ったら、先に進まずブラウザーを終了させよう。「会員向け」として、実際に画像や動画を置いている詐欺サイトも中にはあるが、いずれも“見せ球”。「いろいろなワンクリック詐欺サイトを調査しているが、価値のある情報を置いているサイトは皆無」(ネットスターの高橋氏)。リスクを負ってまで見るような情報は全くないという。

 偽の料金請求画面を表示されないためには、ウイルス対策も重要だ。ウイルス対策ソフトで検出できる場合もあるが、万全ではない。「対策ソフトに検出されにくいように、ウイルスを絶えず変更するのが、ワンクリック詐欺の常とう手段」(IPAの加賀谷氏)だからだ。対策ソフトを適切に利用するとともに、「怪しいファイルはダウンロードしない」「セキュリティの警告が表示された場合には、安易に『実行』をクリックしない」といった対策で身を守る。

 どうしても気になるとき、ウイルスに感染してしまい対策ソフトを使っても駆除できないときなど、困ったときには関係機関に相談しよう(図20)。犯罪に関することは、最寄りの警察のサイバー犯罪相談窓口、契約などに関することは最寄りの消費生活センターまたは国民生活センターが頼りになる。ウイルス関連の相談には、IPAセキュリティセンターが乗ってくれる。

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出典:日経パソコン 2008年9月8日号
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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