Internet Explorer(IE)の次期版であるIE 7.0は一体どうなるのかという話や,IE 7.0という製品はそもそも存在しないといううわさは本当なのかという話をあちこちで耳にする。

 「そもそも存在しない」とは,Windowsに組み込みのブラウザがIEからMSNクライアント新版に置き換わるのではないかという話である。これはまだうわさレベルの話で裏付けはないのだが,Macintosh関連のうわさが集まるサイトに気になる情報がある。Mac OS X関連の予測で定評がある「Think Secret」というサイトに最近あるレポートが掲載された。このレポートで取り上げているのはMac版IEの話だが,MicrosoftはMac向けのMSN 8を出荷するためにMac版IEをずっと後回しにしているというのだ。

 MicrosoftのMacintosh部門は,同社のビジネス・ユニットとしては小規模な組織である。従ってThink Secretのレポートも,単にMac版IEの開発を進める前にMSN 8の開発に注力しようとしている,というだけの意味に取ることもできる。しかし別の見方をすればMicrosoftがWebブラウザ市場で95%を握るIEの開発を止めてしまおうとしているといううわさの裏付けという解釈もできる。

 この動きが本当なら,IEを切り離してブラウザ開発機能をMSN部門に移すことで反トラスト法(米独占禁止法)訴訟での追及をかわすという効果が期待できる。Microsoftが実行に移すことは十分にあり得る話である。

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