三菱地所新本社のイメージ。大手町パークビルディングの3~4フロアを使ったオフィスとなる予定。新本社全体の約3分の1を「共用スペース」とする。内部階段で上下階を結び、社員の交流を促進する(資料:三菱地所)
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 三菱地所は2017年度下期に、本社を現在の「大手町ビルヂング」から1月31日竣工の「大手町パークビルディング」に移転する。

 1層当たり約1000坪あるフロアを3~4層使う予定で、内部階段を設けて上下階のコミュニケーションが図れるプランを検討している。広報部は「現在の本社はテナント入居を優先して、同じビル内でも飛び地のようにオフィスが配置されている。社員同士の交流が少ない」と説明する。

1月に竣工した大手町パークビルディングの外観。 地下5階、地上29階(写真:三菱地所)
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 新築の大手町パークビルを移転先に選んだ理由は、会社組織を丸ごと収容できる大空間が、丸の内周辺では今しか確保できなかったからだ。

 ビル営業部の竹本晋副長は「18年竣工の『丸の内3-2計画』は既に8割がテナントで埋まっている。今を逃すと次の機会は、21年の『常盤橋街区再開発プロジェクト』第1期完了まで待たなければならない」と説明する。

 1958年に竣工した大手町ビルは、しばらく再開発の予定がないという。三菱地所は自社が退出したスペースに、ベンチャー企業などのテナントを誘致するアイデアを練っている。