ジン・コンサルティング 代表、生産技術コンサルタント西村 仁氏
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 前回まではハードウエア面の「固有技術」について、材料、加工、図面のそれぞれの知識を学ぶコツを紹介してきました。今回からはガラッと変わり、ソフトウエア面の「管理技術」について紹介します。

 管理技術は現場で「効率よく」ものづくり行うための技術で、「品質管理」、「原価管理」、「生産管理」が主となります。これはものづくり現場で定着しているQCD(品質・コスト・納期)を管理する技術です。

 3つの管理技術にはどれも「管理」という文字がついています。この管理とはどういう意味なのでしょうか。はじめにこの意味を整理しておきたいと思います。「管理」は日常でもよく使う言葉ですが、「決められたルールを、きちんと守ること」というイメージが強いように思います。しかし、ものづくりにおいてはルールを守ることだけではなく、もう1つ大切なことがあります。それは、「現状を変えて良くする」ことです。そこで、

ものづくりの「管理」=「維持」+「改善」

と考えれば、理解が進むと思います。