Arm、Stream Technologies社の買収によりIoTコネクティビティおよびデバイス管理ソリューションを拡充

 

 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は、IoTコネクティビティ管理テクノロジーを提供するStream Technologies社を買収したことを発表しました。同社のテクノロジーとArmのMbedデバイス管理プラットフォームを組み合わることで、IoTコネクティビティおよびデバイス管理のソリューションをさらに拡充します。

■発表の概要:

 ・Stream TechnologiesとMbed IoT Device Management Platformの組み合わせにより、シームレスなオンボーディング、コネクティビティ、およびデバイス管理のソリューションを実現

 ・この統合により、ロケーションやネットワークにかかわらず、すべてのデバイスの接続性の可視化とデバイス管理を単一のユーザーインターフェイスで一元的に行うことが可能に

 ・Stream Technologiesは、IoTデータへのアクセス性を確保するために不可欠な、すべての業界標準のワイヤレスプロトコルとデバイスに対応したフィジカルコネクティビティをサポート

 2035年までにコネクテッドデバイスが1兆台に達するというArmのビジョンに対しては、企業がIoTのデータから実際のビジネス価値を引き出す機会をはじめ、多くの要因が実現の原動力となります。データ活用による明らかなメリットとして、効率性の向上、市場投入までの時間の短縮、コストの削減、新たな収益源の創出などが挙げられます。これらの利点を享受するためには、突き詰めると、データが信頼できるものであることを保証し、セキュアかつ迅速にアクセスできるようにして、意味のある洞察を提供することが必要となります。

 「Arm Mbed IoT Device Management Platform」( https://www.mbed.com/en/ )は、企業・組織がコネクテッドデバイスを大規模かつセキュアに開発、プロビジョニング、管理できるようにすることで、これらの要件に対応します。今回のStream Technologies(以下Stream)の買収により、Mbed IoT Device Management Platformは、場所やネットワークに関係なくすべてのデバイスのコネクティビティ管理を可能にするプラットフォームと統合され、次の進化を迎えることになります。Streamは、セルラーやLoRa、衛星通信など主要なあらゆるワイヤレスプロトコルに対応したフィジカルコネクティビティをサポートし、それを単一のユーザーインターフェイスで管理できます。すべてのIoTデバイスをシームレスに接続することは、用途にかかわらず、適切な時間とコストでデータへのアクセスを可能にする上で重要です。

 2000年に設立されたStreamは、770,000人以上の加入者と1日あたり平均2テラバイトのトラフィックを有する、業界をリードするコネクティビティ管理テクノロジーのプロバイダーです。Streamは、IoTデバイスが配置できる場所であればどこでも1回のビルドでデプロイできるサプライチェーンを提供し、ネットワークの検出や、自己認証、最も低コストなチャネルへの自動的なプロビジョニングと接続を実現するとともに、複数のシステムを利用したり、複数のプロバイダーと契約して個別のサービスを利用する手間から企業を解放します。これにより、企業はデバイスの接続にかかる時間や複雑さ、コストを低減し、利用可能な価値のあるデータストリームを提供できるようになります。

 ArmのMbed IoT Device Management Platform( https://www.mbed.com/en/ )とStreamのテクノロジーを組み合わせることで、デバイスの管理、接続、プロビジョニング、およびアップデートを行うための、拡張性と柔軟性を備えた堅牢なエンド・トゥ・エンドのIoTプラットフォームを企業に提供します。この優れた拡張性は、コネクテッドデバイスが数十億台の規模から兆の単位へと移行する際に極めて重要な役割を果たします。さらにStreamは、Arm Kigen( https://www.arm.com/products/iot-solutions/kigen-sim-solutions )およびパートナーのSIMソリューションを含むGSMA準拠のEmbedded Subscriber Identity Module(eSIM)ソリューションとシームレスに連携し、チップからクラウドまで、IoTデバイスのセキュアなアイデンティティと最適なコネクティビティを確保します。

 Streamの買収とMbed IoTデバイス管理プラットフォームとの統合から、顧客に次のような多くのメリットを提供できるようになります。

 ・単一のユーザーインターフェイス:デプロイ、コネクティビティ、プロビジョニング、管理、およびアップデートといったデバイスのライフサイクル全体にわたり、可視化と管理機能を一元的なユーザーインターフェイスで提供

 ・eSIMオーケストレーション:ポリシー間の伝達および接続を担うeSIMオーケストレーションの機能により、ゼロタッチのオンボーディングを実現し、効率性の向上とIoT接続の規模拡大を可能に

 ・グローバルなアグリゲーション:デバイスや地域、用途にかかわらず最適化できる、ネットワークの種類を問わないグローバルなアグリゲーション機能とワイヤレス接続オプション

 ・シンプルな課金と調整:APIによるシンプルな課金および調整機能と管理の自動化により、あらゆるイベントに対して柔軟な課金を実現

 ・あらゆるデバイスを接続・管理:ネットワークの種類に関わらず、あらゆるデバイスを接続して管理し、データの高い信頼性を確実にするとともに、新しいアップデートや機能をシームレスにプッシュ配信し、サービス品質とトラブルシューティングのための待ち時間を最適化

 StreamチームがArmに加わることで、チップからクラウドまで、IoTの複雑さをセキュアに管理するというミッションへの取り組みが加速されます。これにより顧客は、コネクテッドデバイスから生成されたデータから、実際に実行可能な洞察を導き出すための努力に集中することができます。詳細は以下リンク先をご覧ください。

 https://www.arm.com/products/iot-solutions/iot-connectivity-platform

■Armについて

 Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,250億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

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