Arm、韓国電力公社(KEPCO)の「ビハインド・ザ・メーター」プロジェクトにおいてスマート・ユーティリティを推進

 

 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は本日、韓国最大の公益事業会社である韓国電力公社(KEPCO)のメーターシステム変革プロジェクトにおいて、Armの各種サービスが同社に採用されたことを発表しました。複数年契約の一環として、ArmはIoTのソフトウェア/デバイス管理サービス、ハードウェアIP(設計資産)、コンサルティングの各種サービスを提供し、KEPCOにおける新たなスマート・ユーティリティの実現に貢献します。

■発表の概要:

 ・韓国最大のエネルギー会社であるKEPCOと、同社におけるスマート・ユーティリティへの変革に向けたプロジェクトの推進に合意

 ・ArmはIoT分野で独自のポジションを確立、チップからクラウドまでのセキュアな開発、コネクティビティ、プロビジョニング、管理を実現

 ・ArmのIoTソリューションは、2,000万個のスマート・ユーティリティ機器のデータの収集・分析など、KEPCOでの今後の新たなユースケースに対応

 KEPCOの現行メーターシステムは、主に有線によって家庭のスマートメーターを接続していますが、Armはこうしたシステムの拡大に向けて同社と協業しています。「Arm(R) Mbed(TM) IoT Device Management Platform」は、セキュアなコネクティビティとOTA(Over The Air)でのプロビジョニング、およびデバイス管理を実現します。このソリューションは、パブリッククラウドまたはプライベートクラウド、オンプレミス、あるいはハイブリッド環境のいずれの場合でも、企業がIoTデバイスを管理する際に必要となる柔軟性を提供します。

 ArmのIoTサービスグループ プレジデントであるディペッシュ・パテル(Dipesh Patel)は、「IoTの複雑性は企業にとって大きな課題であり、ハードウェアとソフトウェアの両面でセキュリティ、拡張性、シンプルな運用を実現するソリューションが必要とされています。ArmはSoC技術において25年以上の強固な実績を有するとともに、拡張性に優れたデバイス管理プラットフォームを提供しており、企業におけるセキュアなIoT導入全般にわたる支援において、独自のポジションを確立しています」と述べています。

 包括的なIoTセキュリティの実現に向けたArmの強力なコミットメントとリーダーシップは、KEPCOにとって重要な要素であり、同社のIoTソリューションの基礎となるものです。KEPCOは今後、Mbed IoT Device Platform、Arm(R) Cortex(R)-M33プロセッサ、およびArm(R) TrustZone(R)テクノロジーを含むPlatform Security Architecture(PSA)を活用することで、セキュアなデバイスの開発、導入、管理を実現する計画です。

 KEPCOのEVP兼CTOであるDong-Sub Kim氏は、「スマート・ユーティリティは、効率性を高め、顧客によりよいサービスを提供し、新たなユースケースを実現する機会を与えてくれる一方、堅牢なセキュリティが約束されなければなりません。スマート・ユーティリティ実現に向け、当社がArmを採用したのは、同社の提供する包括的なIoTソリューションにより、チップからクラウドまで、IoTデバイスのセキュアな開発、管理、プロビジョニング、接続が可能になるからです」と述べています。

 Armは、KEPCOが数百万台のコネクテッド・ユニットを安全に実装、管理し、スマート・ユーティリティの新たなユースケースを推進するための包括的なIoTソリューションを提供します。主なメリットは以下の通りです。

 ・容易な開発:Cortex-M33プロセッサなどのArmのテクノロジーと、Mbed OSの開発ツールにより、KEPCOは開発の総コストを削減し、市場投入期間の短縮や効率化を実現、スマートメーターのセキュリティを向上できます。

 ・OTAによるプロビジョニングとファームウェアのアップデート:Mbed Cloudにより、ネットワーク機器は、いったん現場に導入すると初期設定不要で動作します。また、強力なセキュリティ体制の維持に不可欠な要素として、遠隔地での管理・更新に対応します。

 ・エッジ側でのリアルタイム・データ収集とインテリジェンス:Mbed Edgeにより、KEPCOは、追加のグリッドやユーティリティ・サービス、家電製品などをつなぐスマート・ゲートウェイを導入できます。データをリアルタイムで分析することで、エネルギー消費量を最適化できます。

 ・堅牢かつ包括的なIoTセキュリティ:Mbed IoT Device Management Platform、Cortex-M33、およびTrustZoneにより、KEPCOはチップからクラウドまでコネクテッドデバイスをセキュアに構築、実装、管理できるようになります。また、PSAはセキュアなネットワーク機器の開発に向けた初の業界フレームワークであり、基本原則とリソースの共通のセットによって、今日のIoTセキュリティに関わるコスト、時間、リスクを軽減できます。

■Arm Mbedについて

 Arm Mbedは、IoTのデバイスおよびアプリケーションを開発し、フィールドにおいてデバイスをセキュアに管理したり、プロビジョニングやコネクティビティを実現するために不可欠な要素を包含するIoTプラットフォームです。具体的には、IoTデバイス組み込み用OSから、ネットワーク経由でデバイスを管理するクラウドサービス、各種ツールおよび開発エコシステムまでを包括的に提供します。IoTを利活用する企業は、Mbedプラットフォームを導入することで、アプリケーション開発の所要期間を劇的に短縮できるほか、パブリッククラウドかプライベートクラウドか、オンプレミスかハイブリッドかといった構成を問わず、クラウド環境にIoTデバイスをセキュアに接続し、管理したりアップデートしたりすることが可能です。さらに詳しくは、 https://www.mbed.com/ をご覧ください。

■Armについて

 Armテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,000億個ものシリコンチップでインテリジェンスを実現しており、各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしています。世界最大のビジネスブランドや消費者ブランドをはじめ、1,000社以上のテクノロジー パートナーと協力することで、Armは現在、チップ、ネットワーク、クラウドの内部で行われる演算のあらゆる分野でArmイノベーションを牽引しています。

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